古河市中央町3丁目の古河歴史博物館で17日、小中学生対象のアニメ作画の講習会が開かれ、
アニメ作品「進撃の巨人」のキャラクターデザインで知られる同市出身のアニメーター、浅野恭司さん(42)が、
基本の技法や絵が上達するための心構えを手ほどきした。

同市で開催中の「浅野恭司原画展」(24日まで)の関連イベント。
作画の基本に触れることでアニメ業界への関心を高めてもらおうと、浅野さんが発案した。
2回に分けて開かれ、計60人が参加した。

児童や生徒が挑戦したのは、設定の男子キャラクターが走る姿を20分で描くこと。
アニメ作画は「つぶし」と「伸ばし」が基本の技法の一つで、
地面を蹴り上げたり着地したりする一連の動作を、プロは必ず習得しているという。

また、制作現場では数百人が同じ人物を手分けして描くため、設定通りに描けるかも重要だ。

児童たちは見本を見ながら描写に集中。
「難しい」などとそれぞれ感想を口にした。

浅野さんは
「動画を何度も見たり自身でポーズをとったりして動きを分析すること。
 そして何度も描くことが絵が上達する近道」と強調した。

イラストレーターなど絵を描く職業が夢という市立諸川小5年、夏井未来さん(11)は
「足の動作は今まで意識していなかった。来てよかった」と笑顔で感想を話した。

写真:作画に挑戦する児童にアドバイスを送る浅野恭司さん(右)
http://ibarakinews.jp/photo/15058218560506_1.jpg

以下ソース:茨城新聞 2017年9月20日(水)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15058218560506