岡山県津山市は、国の名勝「衆楽園」(同市山北)内にある迎賓館など、
4つの施設の一般貸し出しを行っており、利用者から好評を得ている。

管理する市公園緑地課は
「優美な大名庭園の中で、お茶会や食事会などに活用してもらい、
 普段とは違う、ゆっくりしたひとときを楽しんでもらえれば」と利用を呼びかけている。

同園は、津山藩2代藩主の森長継が、
京都から作庭師を招き、明暦3(1657)年に造営した近世池泉回遊式の大名庭園。

同様式の岡山後楽園よりも歴史が古いという。
四季を通して趣が楽しめ、これからの季節は、紅葉が園内を彩っていく。

貸し出しを行っているのは、当時の建物を再現したかやぶき屋根の「余芳閣」(1、2階各12畳)や
「風月軒」(10畳)、「清涼軒」(7畳)をはじめ「迎賓館」(1号館、2号館各38畳)の4施設。

余芳閣2階からの眺めを楽しんでいた奈良県王寺町の長谷川健さん(67)と恵伊子さん(64)夫妻は
「技術を駆使した庭園で、素晴らしい景色。殿様気分で、いつまでも眺めていたいですね」と満面の笑みだった。

利用時間は午前7時〜午後8時(11〜3月は午後5時まで)
最大3時間の利用料金は各施設に応じ、1620〜5940円。
3時間を超える場合は1時間につき、利用料金の20%を加算する。
冷暖房の設備はない。
要予約。

写真:余芳閣2階からの眺めを楽しむ観光客
http://www.sankei.com/images/news/170913/wst1709130054-p1.jpg
写真:貸し出しを行っている衆楽園内の施設。余芳閣(手前)と迎賓館
http://www.sankei.com/images/news/170913/wst1709130054-p2.jpg
写真:貸し出しを行っている衆楽園内の施設の1つ、風月軒
http://www.sankei.com/images/news/170913/wst1709130054-p3.jpg

以下ソース:産経west 2017.9.13 17:10
http://www.sankei.com/west/news/170913/wst1709130054-n1.html