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2017/08/30(水) 19:13:31.58ID:CAP_USERhttp://www.sankei.com/images/news/170830/wst1708300074-p1.jpg
営業再開したジャズ喫茶「ウェザーリポート」で選曲する3代目店主の石井政行さん=25日、松江市
選び抜かれたオーディオ機器が生み出す臨場感のある音で、全国のジャズマニアから支持された松江市のジャズ喫茶「ウェザーリポート」が5月、7年ぶりに営業を再開した。
常連客として通い詰めた島根県安来市の石井政行さん(64)が3代目として引き継ぐことを決心。
「残すべきものを残したいと思った。お客さんそれぞれの音を感じ取ってほしい」と話す。
8月下旬の夜。松江しんじ湖温泉近くにあるウェザーリポートでは静かなジャズがかかり、15人ほどの客が談笑していた。
だがレコードが変わるたびに激しい曲調に。
クライマックスでは照明が落とされ、声が聞こえないほどの大音量となり、曲が終わると息を吐く人もいた。
同店は昭和43年、神戸市で輸入業をしていた故長友貴郎さんが開店。
海外から部品を取り寄せスピーカーやアンプを改造し、目の前で演奏されているかのような音響空間を求めた。
平成12年、長友さんの体調不良で閉店。
鳥取県米子市の男性が継いだが、営業は10年のイベントでの1カ月間のみ。
店が入るビルの改装に伴い売却されることになり、石井さんが3代目に名乗りを上げた。
石井さんは高校生の頃から同店でジャズを聴き、電気関係の仕事に就いてからは長友さんにオーディオ機器の修理を頼まれた。
25年ほど前、体調を崩していた長友さんから「店を買ってくれ」と頼まれたが、その時は資金がなく断らざるを得なかった。
「長友さんが精魂込めて追求したジャズのにおいや空気感をまた皆さんと味わいたい」。
金、土曜日の午後8時から10時の営業。
ジャズ喫茶の名店、7年ぶりに復活 初代がこだわり抜いた音を継承
産經新聞:2017.8.30 18:00更新