0001らむちゃん ★
2017/05/25(木) 21:38:22.97ID:CAP_USERhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170525-00000007-hokkaibunv-hok
巨大なマリモのようなものが海岸に出現する光景が、北海道で見られるといいます。そして、その緑色の正体とは?
海岸が鮮やかな緑色で染められた写真。撮影されたのは、北海道広尾町の、美幌川の河口付近です。私たちが到着したのは午前10時ごろ。
見慣れた海岸の風景が広がるだけでした。本当に、緑色の物体なんてあるんでしょうか?
地元の人:「別に何も気にも留めない。いつも見ているから。今は満潮の時間。干潮でなかったら見られない」
地元の人:「潮が引いた、天気のいい時にしか見られない。邪魔な物だけど、見た目にはきれい。私は普段、絶景だと思ったことはない」
緑色に染まった海岸が見られるのは、潮が引いた干潮の時。そして、天気が良い時ということです。
この日の干潮の時刻は午後2時42分。ひたすら待つことに。
午後2時を過ぎると、徐々に姿を現してきたものが…。
それは、濃い緑色に覆われた、無数の丸い石でした。
この緑色の正体はなんなのでしょうか?専門家に聞いてみました。
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 市原健介特任助教:「濃い緑色になっている部分は、シリオミドロという海藻になります。シリオミドロは、雪解けが始まった頃から5月くらいまでが、一番生えている時期」
干潮の海岸に広がる光景。確かに緑色ではあるんですが、写真のような、鮮やかな色ではありません。ちょっと話が違うんじゃないですか? 。
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 市原健介特任助教:「色が薄い若草色の部分は、アオノリが生えている部分だと思います。特に川の流れ込む河口では、アオノリが増えやすい。比較的汚れに強いので、一度に大量発生してしまうことがある」
写真に写っている鮮やかな緑色の正体は、海藻のアオノリ。
それではなぜ、私たちが行ったときには、アオノリではなく濃い色のシリオミドロだったのでしょうか?
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 市原健介特任助教:「アオノリは、4月の頭から少しずつ生え出してきて、ピークになるのは6月から7月が一番生えて、夏ぐらいまでですかね」
写真が撮影されたのは、2013年の7月。鮮やかな緑色に染められた海岸を見るには、今の時季は早すぎたようです。
季節によって色を変える海岸、地元の人は、さぞ自慢に思っているんでしょうね。
地元の人:「フノリを採るときに迷惑。だからきれいに洗って、藻を取って出荷するという形ですね」
地元の漁師:「あんまり見栄えはよくないし、食べても違和感がある」