子河童も仲間入り!
兵庫県福崎町西田原、辻川山公園のため池から浮かび上がる機械仕掛けの河童に、小さな仲間が加わった。
劣化が進んでいた大人の河童もデザインを変え、リアルな3匹が仲良く来園者を驚かせている。

同町は「妖怪談義」などを著した民俗学者柳田国男(1875〜1962年)の故郷。
町は自叙伝にある河童伝説をヒントに2014年、観光の目玉として機械仕掛けの河童を作った。

3匹は強化プラスチック製。
子河童は顔をふっくらとさせ、怖さの中に愛きょうもある。
手には人から抜くという想像上の玉「尻子玉」を持たせ、塗料でぬるぬるとした肌を表現して工夫を凝らした。

一方の大人の河童は、尻子玉を食べようとするしぐさではなく、こちらの様子をうかがう表情に。
町によると、3匹は親子ではなく、設定は今後、追加で発表する予定という。

岡山市から訪れた女性(78)は「想像よりかわいかった。質感までリアル。楽しいまちおこしになっている」。
町の担当者は「今まで泣いていた子どもにも楽しんでもらえるのでは」と話している。

午前9時〜午後5時に15分おきに現れる。

写真:池から顔を出す3匹の河童
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201705/img/b_10190588.jpg

以下ソース:神戸新聞 2017/5/16 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201705/0010190587.shtml