滋賀県は、琵琶湖で外来魚を釣り上げた実績に応じて段位を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」を本年度から通年実施する。
初めて行った昨年度は8カ月間で5人の名人が誕生し、外来魚の回収量が全体で3割増える効果があった。
3年連続で名人になれば「殿堂入り」とする新制度も設け、広く参加を呼び掛けている。

名人事業は、釣り上げたブラックバスとブルーギルの重さを毎月県に自己申告してもらう。
総重量に応じて初段から名人まで10階級に分けて認定証を授与する。

16年度は昨年5月から12月末までに、個人と団体の2部に87人が参加。
計3・7トンを釣り上げたという。
計300キロ以上は名人に認定し、最高は1人で計570キロを記録したという。

釣り場にある専用の回収ボックスの外来魚が、
一般の釣り人も含めて15年度の14・4トンから18・6トンに増える成果もあり、県は継続実施を決めた。

本年度は通年化に合わせ、名人の基準を460キロ以上に引き上げ、個人と団体の区別をなくした。
初段の基準を30キロ以上から10キロ以上に下げ、小学生など初心者も参加しやすいようにした。
殿堂入りした釣り人には知事が感謝状を贈る予定だ。

県琵琶湖政策課は
「より多くの釣り人を応援できるように制度を見直した。小学生にもたくさん参加してもらい、名人を目指してほしい」としている。

参加は無料で、登録が必要。
バネ式計量器の貸し出しも行う。

写真:ブラックバス釣りを楽しむ人たちと外来魚の回収ボックス。県は外来魚の釣り上げ名人事業を本格化させる
http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2017/04/20170421111818tsurimeijin.jpg

以下ソース:京都新聞 2017年04月21日 11時00分
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170421000066