新幹線の車両製造を手掛ける日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)と同市は5日、
英国向けの高速鉄道車両を工場から港まで大型トレーラーで陸上輸送する様子を公開した。
下松市などによると、通常は深夜に行う車両輸送を日中に実施するのは全国初。
「道路を走る新幹線」として観光資源化するのが狙い。

午後2時半ごろ、通行止めとなった国道188号に、流線形で深緑色の先頭車両1台が姿を現した。
作業員に導かれながら交差点をゆっくり曲がると、集まった約3万人から感嘆の声が漏れた。

今回運ばれた「Class800」は、首都ロンドンと西部のウェールズなどを結ぶ路線を走る予定で、
今月20日に徳山下松港を出港し、約2カ月かけて英国の港に到着する見通し。

笠戸事業所では、北海道新幹線のH5系など新幹線を中心に鉄道車両を製造、出荷している。

写真:大勢の人が待ち構える中、陸上輸送される英国向けの高速鉄道車両
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以下ソース:産経west 2017.3.5 19:55
http://www.sankei.com/west/news/170305/wst1703050054-n1.html