陛下は重く、動きにくい装束で、
大半の所作を正座したまま行う。
このため新嘗祭が近づくと、
陛下は御所でくつろぐときも、
慣れるために正座のまま過ごされること
で知られる。
それ以外にも「過酷」と評される理由
の1つが気温だ。
この時期、儀式の時間帯には10度を
切るほど冷え込む年もあるが、
神嘉殿には暖房がない。
「寒さだけでも相当、体にこたえる。
今年84歳になられる陛下にとっては
なおさらだろう」(宮内庁関係者)