美智子さまが口にされた“あの方はあり得ない”のご真意 2
■ 去る者は日々に疎し ■
小室さんにまつわる芳しくない報道が相次ぐ中、眞子さまの置かれた状況に
絶えず心を砕かれてきた皇后さま。それは2月6日の延期発表後も顕著であり、
「何しろ、周囲に『女性にとって、好きな人との結婚が叶わなくなった場合、どのような
心の傷が生じるのでしょうか』と、しきりにお尋ねになっていたくらいです」(同)
すなわち先の“声明”は、「大切な初孫が迎えた試練を、ひたすら静かに見守りたい
との皇后さまの切なるお気持ちにもとづき、やむにやまれず宮内庁が編み出した
文書なのです」(同)
と言うから、必ずしも実情を反映しているとは言い切れないようで、実際に、御所の
事情に通じる関係者が明かすには、「小室さんの留学が公になる少し前、
皇后さまは『眞子と小室さんには、それぞれ別々の新しい道を歩んでほしい』と仰っていた。
眞子さまについては『最近、公務への自覚が一段と増してきました。結婚して
民間人となる前に、成年皇族として果たすべきつとめがあることに目覚めて
くれると私は信じています。そして、新しい陛下となる東宮や東宮妃を、きっと
支えてくれることになるでしょう』と述べられていたのです」
また小室さんについては、
「眞子さまの前から少しずつ静かに離れていくことが、一番の解決策だと考えて
おられました。具体的には『語学力を生かして外国企業に入られるとか、日本企業の
海外支社など、ご自身の力を新たな場で発揮する道はあると思います』と口に
されていました」(同)
今回の留学とは全く趣旨は異なるが、すでに皇后さまは“引き離し”の方策として
海外を見通されていたということである。また同じ頃、周囲には、
〈「去る者は日々に疎し」という気持ちは、若い女性にも当てはまりますよね〉
と、念を押すように尋ねておられたという。ご破算になったのち、小室さんとは離れ
離れになり、やがて忘却の彼方へ――。そんなお考えを示しつつ、皇后さまは
こうも仰ったという。
〈時に委ねるのが一番よろしいと思います。時が、さまざまな問題を解決してくれる
ことがあるのです〉
互いの気持ちに整理をつけた上での“発展的解消”を強く願っておられたことが、
十分に窺えるのである。
(つづく)