週刊現代(96/8/24.31) 特別レポート
「タイ不倫疑惑」「不仲説」揺れる秋篠宮家「夫婦の実像」 2

 「このままでは、殿下にまつわるスキャンダルがどんどん噴出して収拾がつかなくなる」
  こう危惧するのは、自民党の元重要閣僚である。
 「首相官邸には、殿下の女性に関する情報は途切れることなく入ってきていた。
 官邸では、殿下はご結婚が早すぎたのではないか、との危惧の声まであがっている。
 殿下は普通の男なら遊びたい盛りに、紀子様とご結婚して2児の父になり、
 いまや皇室の幸せな『親子像』を象徴する役割を一手に担うようになった。
 もともと奔放な性格の殿下だけに、そうした役割が重荷になっているのではないか」
  理想の夫婦、理想の家族を象徴していたはずの秋篠宮家が、まさにグラグラと
 揺れているというのである。

  それにしても、秋篠宮殿下の訪タイは、学習院大学の学生時代の85年8月に初めて
 訪れて以来、実に9回に及ぶ。しかも、本誌の取材では、これ以外に数回の隠密旅行が
 あるとの証言すらある。訪タイのなかには、新婚旅行を含めて紀子様同伴のこともあるが、
 多くは単身での訪問。89年には1ヶ月滞在したほか、過去1年間では3度もタイを訪れている。
  なぜ、秋篠宮殿下は、繰り返し、繰り返し、タイに出かけるのか。
  宮内庁を通じて示される訪タイの理由は、その都度、「私的なナマズ 研究旅行」というもの。

 ▽ホテルを脱出してソープランドを視察

  しかし、タイで殿下の警護にあたる駐タイ日本大使館関係者から聞こえてくるのは、
 思いきり羽根を伸ばす殿下の行動に対する不満だ。
 「殿下のタイでの行動には、警護の者は困惑することが多いようです。
 スケジュールを突然、変更したいといったり、とにかく行動が突発的で
 予想が付かないため、大変だとボヤいていましたよ」(全国紙バンコク 特派員)