地方の音楽専門学校卒業後、上京してクリエイティブ企業に就職したDTMERの山田大翔(尾上ケン)は、
上司である佐枝子(綺堂いおり)にミキシングのバランスがよくないと苦言を呈される
打ち込みに自信のあった大翔だが、MIDI譜を音源にする過程で経験したことのないミックス、マスタリングに苦労する
音楽の仕事がうまくいかず酒に頼ってしまう大翔だが、
そんな折、大翔の前に現れたのは、幼馴染のDTMER志乃(石村メイサ)であった
志乃は学生時代、大翔と付き合っていたが大翔がバンドよりもボカロを重視したことから疎遠になっていた
東京で再会した2人と、いつしか大翔が惹かれていた佐枝子
3人は不器用な距離感を保ったまま、季節がうつろいでゆく
ようやく打ち込みの仕事に慣れてきた大翔だが、ある日、取引先の米国クリエイティブ企業が最新の作曲AIをリリースする
AIを使えば打ち込みは要らない
採譜、アレンジ、ミキシング、マスタリングからボーカルの音程の補正までボタン一つで完成させてしまう
職を失い打ちひしがれる大翔
メールには、サウンドハウスのセール案内がむなしく届いていた
音楽業界を諦め、ウーバーイーツに転職した大翔が最後に選ぶ女性(ひと)は?
自らもDTMERとしてSNSに歌ってみたをアップする井出秀人監督
ジャンクのエフェクターを修理して転売すること生活の主な柱の尾上ケン主演
『100万回、恋した夏』
全国のイシバシ楽器、シモクラセカンドハンズで堂々上映