毎日新聞2019年9月28日 13時00分(最終更新 9月28日 13時00分)

 大阪府大東市のJR片町線の踏切で9月中旬、非常ボタンを計4回押して電車の運行を遅らせるなどしたとして、府警四條畷署が市内の高校2年の男子生徒(16)を偽計業務妨害の疑いで逮捕したことが、捜査関係者への取材で判明した。JRでは今月、同様の事案が他にも起きており、府警は関連を調べる。

 逮捕容疑は今月11〜16日に4回、大東市のJR片町線四条畷―野崎間にある踏切で、深夜に非常ボタンを押し、電車の運行を妨害したとしている。生徒は「急停車するのを見るのが面白かった」と容疑を認めている。

 当時、普通電車と快速電車が非常ブレーキをかけるなどして4〜15分遅れた。JRの通報を受け、四條畷署が防犯カメラの映像や目撃情報を調べたところ、生徒の関与が浮上した。【土田暁彦】

https://mainichi.jp/articles/20190928/k00/00m/040/104000c