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2019年8月20日 18時59分東京五輪・パラ

来年の東京オリンピック・パラリンピックをきっかけにして首都圏の通勤ラッシュを緩和するため、東京都と鉄道事業者が意見を交わす会議が開かれ、鉄道事業者側は、無線を使って列車の運行を自動的に制御するシステムを普及させるなどして混雑緩和につなげていくことを報告しました。

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東京都庁で開かれた会議には、首都圏の6つの鉄道事業者と学識経験者などが出席し、東京都の小池知事が「時間と費用を抑えながら、皆さんの工夫で混雑緩和の効果を上げることができないか、都としても検討を進めていきたい」とあいさつしました。

このあと鉄道事業者側は通勤ラッシュの緩和に向けたそれぞれの取り組みを報告しました。

このうち東京メトロや都の交通局は、無線を使って列車の正確な位置やスピードを把握したうえで、運行を自動的に制御し、運転間隔を短くすることができるシステムの導入を進めていることを紹介しました。

このほか鉄道事業者側は、利用者に混雑を避けてもらう取り組みとして、混雑の状況を知らせるアプリの導入や、ラッシュの時間帯を避けた利用者に対して、運賃などとして使うことができるポイントを付与していることなども報告していました。

都は現状の取り組みを踏まえたうえで、通勤ラッシュの緩和に向けて鉄道事業者と連携して進める施策を検討していくことにしています。

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