日本維新の会の足立康史衆院議員が7日の衆院総務委員会で、「国会議員の国籍・帰化情報を公開すべきだ」と提案して、国会周辺やネット上などで議論が起きている。
かつて「二重国籍」問題が直撃した蓮舫副代表が所属する立憲民主党は、一体どのような考えなのか。
福山哲郎幹事長を12日夜、直撃した。

国会内で行われた定例記者会見。福山氏は約20人の記者に対し、参院選の新人女性候補を紹介したり、安倍晋三首相の「自民党総裁4選」問題についてコメントした。

夕刊フジ記者は会見後半に手を挙げ、足立氏の発言について、立憲民主党と福山氏の見解を聞いた。

福山氏はまず、「詳細を承知していないので、コメントするのは適切ではないと思います」と語った。

日本では、帰化すれば直後からでも選挙に出馬でき、国会議員になれる。
米国では、上院議員は帰化後7年、下院議員は同9年しないと立候補できない。この点への見解も聞いた。

福山氏は「私は詳細を承知していないので。足立議員の議論については。いま、コメントするのは適切ではないと思います」と繰り返した。

国会審議で首相や閣僚を激しく追及する福山氏だが、この日は淡々としていた。夕刊フジ記者は「詳細とは? 適切ではないとはどういうことですか?」と質問した。


福山氏は「どういう審議をされているのか、私は承知していないので。維新の足立さんの委員会の審議を、私はいちいち確認しているわけではないので、そのレベルで答えるのは適切ではない」と答えた。

足立氏の問題提起について、米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏は「新たな国家の一員になるのは神聖かつ重要なこと」「日本も米国のように、
(国会議員や候補者については)帰化も含めて『いつから日本人になったのか』という国籍情報を公開するのは、当然のことだ」と語っている。

確かに、米国では「アフリカ系米国人」「プエルトリコ系」「韓国系」「中国系」などと普通に名乗っている。

夕刊フジ記者は最後に、「立候補するときに、帰化など情報を示すのは、有権者が一票を投じるうえでの判断材料になるとの指摘もある。
福山先生や党の考えは?」と質問した。

福山氏は「それぞれの考えがおありだと思います」と語った。


http://www.zakzak.co.jp/soc/news/190314/soc1903140001-n1.html