原発で起きた火災や機器の故障などのトラブルは、報告を受けた本社が集約し、原因の究明や他原発を含めた予防策を講じるルールになっている。
規制委によると、昨年11〜12月に実施した福島第二の保安検査で、1、2号機の廃棄物処理建屋であった火災や2号機の空調故障など4件について、報告を受けた本社の担当部署がシステムに登録せず、放置していたことが判明。同じような登録漏れは、過去3年間に柏崎刈羽で17件、福島第一で5件、本社内のトラブル報告でも7件あった。来月の検査で放置した詳しい原因を調べ、保安規定違反の重さを判断するという。
東電は「処理する期限が明文化されておらず、先延ばしにした」と説明している。
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朝日新聞デジタル
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