神奈川県警察本部の警部が5日夜、横浜市内のディスカウントストアで万引きをして、呼び止めた警備員を突き飛ばしたなどとして強盗の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、横浜市にある伊勢佐木警察署の地域第3課長で警部の大森正和容疑者(41)です。

警察によりますと、大森警部は5日夜10時ごろ、横浜市中区伊勢佐木町のディスカウントストアで芳香剤と靴下を万引きし、店を出ようとしたところを呼び止めた警備員の男性の腕を振り払い、突き飛ばしたなどとして強盗の疑いが持たれています。

大森警部は当直勤務が終わったあと、同僚と酒を飲んで自宅に帰る途中に、ディスカウントストアに立ち寄ったということです。

調べに対し「金を使いたくなく、レジを探しているうちに、ばれないだろうと思った。警察官なので万引きで捕まるわけにはいかないと思い抵抗した」と供述しているということです。

神奈川県警察本部の千葉証 監察官室長は「幹部警察官として言語道断の行為で、被害者や県民の皆様に深くおわび申し上げます」とコメントしています。

神奈川県警では、23歳の巡査が飲酒運転をして事故を起こしたとして、5日、酒気帯び運転などの疑いで書類送検されています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181006/k10011661011000.html