また、道路渋滞も重い課題である。
都や組織委、国土交通省、首都高速道路会社などがつくる調整会議は今年1月、
「対策をしない場合、首都高速の渋滞は例年の約2倍」との中間報告をまとめている。

都心と臨海部の会場などを結ぶ環状2号線が、
築地市場移転問題がこじれたことにより整備が間に合わないのが要因である。
暫定道路で対応するが、車線が少なく輸送力が落ちる。

政府や都は時差出勤や、自宅で業務をする「テレワーク」の促進、
期間中の配送業務見直しなどを呼び掛けるが、決め手を欠く印象は否めない。

気になるのは、これら課題への対応ぶりに関係機関の組織的な問題点もうかがえることである。
渋滞問題では、混雑箇所に大会用レーンを設置する計画が
「渋滞がかえって悪化する」との指摘を受けて見直しを余儀なくされ、現在も案が完成していない。

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http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/631664