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ウーマン村本さん企画、笑いと涙のマイノリティー独演会
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0001朝一から閉店までφ ★
垢版 |
2018/08/14(火) 08:21:30.489
高橋美佐子2018年8月14日06時54分
 他の人と違う「自分」の価値を誇れ――。治りにくい病気や生まれつきの障害、被災者など「マイノリティー」(少数者)の要素を持つ9人が、憤りや新たな気づきなどをユーモアを交えて語る「独演会」が7月、
東京都内で開かれた。企画はお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん(37)。当事者の率直な言葉に、参加者はときに笑い、ときに涙しながら耳を傾けた。

 「私の障害を見た人が、時々『自分が代わってあげたい』と言うんですが、あんたには代わってほしくないよ、って思います」。軽度の脳性まひのため、
歩き方に特徴がある若手芸人鈴本ちえさんの告白に、会場の約100人がどっと沸いた。熊本地震で新居を失い、「みなし仮設」で暮らす川野まみさん(40)は「『大変でしたね』と声をかけられるたびに違和感を覚える。今だって大変。
なんで勝手に過去形に?」。県外からの支援者が去った後、「自分たちの活動がちゃんと根付いているか、あなたの目で確かめて、教えて」と頼まれた本末転倒なエピソードも明かした。

 トランスジェンダーの活動家、吃音(きつおん)の大学生、顔が変形する「トリーチャーコリンズ症候群」のフリーター――。登壇者は、村本さんの呼びかけに応じて集まった。
偏見や差別の目で見られがちな自分の一面について、「特別で、面白くて最高」「うらやましい」と思わせるような話題を用意し、20分ほどの持ち時間で次々に披露していった。

 登壇した1人で、2年半前に膵臓(すいぞう)がんを宣告された朝日新聞政治部の野上祐記者(45)は当時、医師に「1年後に生きている確率は1割」と言われたことを明かし、今春も緊急入院して「生と死の境目を見た」と話した。
病を機に、政治とがんを「かけ算」した文章を書くようになり、ウェブ上にコラム「書かずに死ねるか」を連載。これが反響を呼んで、今回の出演につながった。野上記者は「僕はある時から『がんを使い倒す』と考えるようになった。
がんは『病気になる前より、素晴らしい日々を送らせてあげてしまっている』と後悔しているかも」と語り、病になって出会った新しい視点について語った。
 進行役の村本さんは「客はモヤモヤし、複雑な気持ちになるだろう。それは自分は『普通』だと思っているから。本当は違う。一人ひとりが自分の『違い』に気づいて肯定しよう。
登壇者を『かわいそうなやつ』という目で見た人は、その瞬間に出ていけ!」など、ときに会場を挑発しながら会を進めた。村本さんによると、チケットは発売後30分で売り切れたという。(高橋美佐子)
https://www.asahi.com/amp/articles/ASL885VLNL88UTFL00X.html
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