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 静岡県は23日、清水港袖師埠頭(ふとう)で、毒を持つ特定外来生物のアカカミアリ1匹を発見したと発表した。同種のアリが見つかったのは県内8例目で、今年に入り2例目。被害や定着は確認されていない。

 県によると、今月10〜18日に設置した外来種侵入監視の捕獲わなを調べていたところ、23日に外来種と疑われるアリ1匹の死骸を見つけ、ふじのくに地球環境史ミュージアムの岸本年郎教授(昆虫分類学)がアカカミアリと特定した。

 発見された個体数が少なく、周囲に巣が作られた形跡もないことなどから、県は定着の可能性は低いとみている。現場周辺に引き続き捕獲わなを仕掛け、早期発見・駆除の水際対策を徹底する方針。