2018.07.19
予想を上回る売れ行きで完売したカネテツデリカフーズの練り製品「ほぼうなぎ」(同社提供)
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201807/0011460912.shtml

 土用の丑の日(7月20日、8月1日)に合わせ、カネテツデリカフーズ(神戸市東灘区)が通販限定で販売したウナギそっくりの練り製品「ほぼうなぎ」が、
予想を上回る売れ行きで完売した。ニホンウナギは流通量の減少で高根の花となっており、“そっくりさん”にも熱い視線が注がれている。
 「ほぼうなぎ」は約1年かけて開発。魚の切り身とすり身を合わせ、ほろほろとした口当たりを再現し、皮はすり身だけを使って弾力感を出した。
価格は1パック2枚入りの5パックセットで3240円(送料、税込み)。1パックで小さい丼2人分を作れるという。
 6月19日朝、同社の通販サイトで予約の受け付けを始めたところ、夜に完売した。即日、増産を決めて再び予約を受け付けたが、それも1週間で完売となった。
さらなる増産については、製造工程が複雑で増産が難しく「8月1日には間に合わない。販売再開は検討している」(同社商品企画室)という。完売分は7月20日に間に合うように発送した。
 カネテツの「ほぼシリーズ」は2014年発売の「ほぼカニ」を皮切りに、「ホタテ」、季節限定の「エビフライ」「カキフライ」で計2200万パックを販売している。
「ほぼうなぎ」は消費者からの要望を受けて商品化した。秋には新製品の発売を予定している。(塩津あかね)