仏の象徴・凱旋門のマリアンヌ像が暴徒に破壊される悲劇が発生 文化財であってもお構いなし
https://www.bbc.com/japanese/46422570

1日にフランス各地で起きた数万人規模の反政府抗議行動を受け、エマニュエル・マクロン仏大統領は
2日、治安対策を話し合う緊急協議を開いた。

1日のデモでは、パリのシャンゼリゼ通りや凱旋門(がいせんもん)の一部が破壊された。マクロン
氏は被害状況を視察後、仏大統領府で治安対策に関する緊急協議を開いた。協議にはクリストフ・
カスタネール仏内相や治安当局高官らが参加した。協議に参加した閣僚らは、どんな選択肢も除外
していないものの、国家非常事態宣言の発令は議論していないと述べた。協議に先立ち、宣言が検討
されるのではとの報道が出ていた。

燃料税の増税をめぐり始まった抗議行動は、生活費全般の高騰への怒りとなって膨れ上がった。カス
タネール内相は、「ジレ・ジョーヌ」(フランス語でイエロー・ベスト、黄色いチョッキの意味)と
して知られる運動に対する広い支援を示すため、仏全土で約13万6000人が抗議行動に参加したと
発表した。