(2018/06/26 18:01)
 突然、家に届いたのは、注文していないピザや寿司の盛り合わせ。さらには、葬式に使われるドライアイスだった。女性に嫌がらせをしたとされるのは、カラオケアプリで知り合った男女3人だった。

 突然のチャイム。ドアの向こうに頼んでもいない葬儀業者がいたら。そして、大量のドライアイスを持っていたら。
こうした手の込んだ嫌がらせをしたとして逮捕されたのはトラック運転手・木島隆広容疑者(39)とアルバイトの橋本奈美子容疑者(42)、
飲食店従業員の茂戸藤夕香容疑者(28)。3月末から4月にかけ、福岡県の30代の女性に業者を使って商品を運ばせたとされる。中身は釜飯5人分、ピザ3枚、さらに、葬儀業者に1万8000円相当のドライアイスを配達させるケースなど様々だ。
逮捕された3人は職業や年齢がバラバラ。さらに、住まいも神奈川や愛知、宮崎とバラバラだ。それを結びつけたのは、スマートフォンの耳慣れないアプリ。
デュエットなどができるカラオケアプリだという。これは、曲を検索すると、すでに登録した歌いたい人が見つかるというもの。
デュエットはまず、1人が歌を吹き込み、データをサーバーに登録。それを聴きながら別の人が歌う。
遠く離れた場所でも知り合え、おしゃべりもできるという。これがなぜ、事件に発展したのか…。因果関係は不明だが、被害女性と唯一の男、木島容疑者はアプリ以外に実際に会ったことがある。
ここでトラブルが起き、アプリ内でのやり取りでも問題が起きていた。女性が警察に相談するなか、アプリの登録者から3人が浮上したという。便利で楽しいアプリは陰湿な嫌がらせに使われてしまったのか。
警察の調べに木島容疑者は容疑を否認。実行役の橋本容疑者も「一部は自分ですが、他は覚えていない」と一部、容疑を否認している。
http://news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_society/articles/000130393.html