2018.6.20
片田珠美:精神科医 

“被害者ぶる人”のターゲットにされそうになったら、まずやってほしいのは反論
https://diamond.jp/articles/-/172829?display=b


被害者のふりをして、誰かを攻撃したり、何らかの利得を得たりする人、つまり“被害者ぶる人”が増えている。そこで、前回は“被害者ぶる人”とはどんな人なのかを明らかにし、
3つのタイプを紹介した。今回は“被害者ぶる人”から自分の身を守るための対処法を提案したい。(精神科医 片田珠美)


 もしあなたが“被害者ぶる人”のターゲットにされて、加害者に仕立てあげられそうになったらどうすべきか。そもそも、ターゲットにされないためにはどうすればいいのか。“被害者ぶる人”から身を守るための対処法を4つ提案したい。

(1)自分を厄介な相手と認識させる
(2)敬語で自分の身を守る
(3)一対一にならない
(4)ときには突き放す冷酷さが必要

(1)自分を厄介な相手と認識させる

 “被害者ぶる人”のターゲットにされそうになったら、まずやってほしいのは反論である。

 たとえば「あなたのミスで、こちらまで被害を受けた」と向こうが主張したとする。相手の言うことが全面的に正しいなら、素直に謝ればいい。
しかし、まったくの事実無根だったり、誇張されている部分があったりしたら、面と向かって反論しよう。

次のページ
“被害者ぶる人”が弱い人を狙う理由
https://diamond.jp/articles/-/172829?page=2
次のページ
敬語で自分の身を守る
https://diamond.jp/articles/-/172829?page=3
次のページ
一対一にならない
https://diamond.jp/articles/-/172829?page=4
次のページ
ときには突き放す冷酷さが必要
https://diamond.jp/articles/-/172829?page=5