芸能・エンタメ・箸休め vol. 6239
こんなにも壮絶とは……経験して初めて知った辛さ 「ギックリ腰」「つわり」「鬱」「自宅介護」
2018.6.12
みゆくらけん

たとえばそれが「食べ物」なら、初めて口にするものであっても「どんな材料を使ってどんな味付けをしているか」で食べる前からなんとなく味の見当が付くことがある。
しかし人生はそうもいかない。実際に経験してみないとわからないことが多く、特に「辛さ」や「悲しみ」はその典型だ。

筆者が実際に経験してみて「こんなに辛いなんて!」と泣いたのはつわりである。不妊治療で体外受精までして宿った命。大変有難いことだというのは揺らぎようがない。
しかし、初めて体験するこのつわりは尋常じゃない苦しみだ。というか、妊娠を目指していたものの、セットでやってくるつわりに関しては、もう完全にナメまくっていたのである。

重い全身倦怠感・吐き気・その他様々な苦痛が24時間×何日も続き、終わりが見えない(現在も継続中)。いつしか電車に乗れなくなり、近所のスーパーに行けなくなり、
ついには徒歩3分の「やよい軒」にも行けなくなってしまった。あまりに辛すぎて「これがもし治らない病気だったら」と想像し、恐怖を感じるほどだった。(文:みゆくらけん)



「離婚の手続き」「アラフォー独身への世間の目」

経験するまでは他人事でした。
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先日のガールズちゃんねるに「経験しないと辛さがわからないこと」というトピックが立ち話題になっていたが、やはり「つわり」とコメントする人が多かった。また、「出産」の痛さも想像を超えたという声が多い。

「病気の人や家族を亡くしたからすればつわりや出産など軽すぎる」みたいな声もあったが、別にこのトピックは軽い重いを基準に書き込まなければいけないというルールはない。あくまで実際に経験してみてその辛さを痛感したものを挙げればよいのだ。

なので「ギックリ腰。 想像以上に痛くて辛かった…」「激辛(を食べた後)の排便時の熱み」「(大変過ぎる)離婚後の手続き」「旦那に風俗行かれたこと。本人は浮気じゃないと言ってるけどやっぱり辛い」「アラフォー独身への世間の目」などバラエティに富んでいる。

そして、チラホラと目立っていたのが「鬱」と「自宅介護」だ。鬱に関しては「自分とは無関係だと自信があった」人が

「気持ちが弱い人の病気だと思ってた。ごめんなさい。辛いのよく分かった」

とコメント。他にも「軽度だけど、本当につらい。気力なんて気のもちよう…とか言ってた昔の自分を殴りたい」「本当に辛くて、何度も自殺未遂を繰り返した」などという声が上がっていた。

「自分が辛い事経験すると、他人に対して優しくありたいと思う」
介護に関しては世話をする側の逃げ場のないしんどさが想像以上だったという声が集まっており、

「求められることばかりで感情がなくなってた。ロボットってあんな感じかな」
「楽になることはなく、楽になりたいと思うことは家族が亡くなることを願うこと」
「したこと無い人に限って施設やプロにお任せすれば!って気軽に言う。簡単に出来れば介護離職や介護心中なんか無くなるよ」

などという悲痛なコメントが上がっていた。

「自分が辛い事経験すると、他人に対して優しくありたいと思う。弱ってる人に寄り添える人になりたいと思う」

このコメントには確かにそうだと頷ける。しかし、運・不運で起こる悲しみや規格外の苦痛や絶望とはできるだけ縁の薄い人生を送りたい。どんな経験も全て自分の糧になるとはよく聞くが、
糧にならなくても全然けっこうだから筆者としてはとにかくこの壮絶なつわりか一刻も早く解放されたい。現在はつわりに加え激しい喘息の症状も出てきてしまった。もう生きてるだけで精一杯。ツライ……。

https://news.careerconnection.jp/?p=55172