「女性の借金は男が背負え」
 秀里 音子(学生 23歳 東京都)

いまだに男と結婚したいと望む女性は多いようだ。男のどこがそんなに
よいのか、私にはよく理解できない。
それはそれとして、大きな失敗や後悔をしないためにも、女性にはある
程度の慎重さを持って相手の男を選んで欲しい。
20代の職業女性に対して、「どんなに好きな相手でも、これがあったら
結婚できない」という条件についてアンケートをとったところ、「借金・
借金癖がある男」という回答が圧倒的に1位を占めたそうだが、それは
当然だろう。男の借金癖というものは、一生治るものではない。
男の財産というものは、すべて女性を養い、保護し、あるいは心を潤す
ために存在するものだ。その意味で、女性に貢ぐべき財産がないどころ
か、借金までしている男が結婚対象から省かれるのは、当たり前という
ものである。それどころか、この手の男は女性にまでお金をたかろうと
して危害を加える危険性がある。いっそのこと、借金のある男などは、
一生を刑務所の中で暮らすべきだ。
ところで、生意気にも仕事を持つ20代の男に対して、同様のアンケート
をしたところ、「借金・借金癖がある女性」という回答が圧倒的に1位
を占めたのだそうだ。この男どもは何を勘違いしているのだろう。
相手の女性が借金に苦しんでいるのなら、自分の身銭を切って肩代わり
をしてやるのが男の務めというものではないのか。それだけの金がない
というのなら、借金でもすればいいではないか。もっとも、借金をした
時点で、女性の結婚相手としての対象からは外れることになるが、それ
で金銭的危機を抱えた女性が1人でも減るなら、どうということもない。
それすら忘れて、借金のある女性とは結婚できないなどとのたまう男は、
悪しき拝金主義にまみれた守銭奴であり、世の女性たちの敵である。
このような男の存在は、社会をより悪しき方向へ導く恐れがある。一刻
も早く世の中から抹消するべきだ。