>>21
「中国産」と「日本産」の差異は個体間程度のものにとどまるため、中国産のトキは外来種ではない。
また、昭和初期の佐渡島や韓国には、現在日本で繁殖・放鳥が進められている「中国産」トキと同じ、ミトコンドリアDNAのハプロタイプがタイプ2にあたる個体がいたことも判明しており、
日本と大陸の間でも遺伝的交流があったとみられる。『ミドリ』や『キン』の組織は冷凍保存されており、この2羽の皮膚細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、
日本産の遺伝子を受け継ぐ個体を復活させる取り組みを、国立環境研究所が2012年から開始している。