2018.2.14 19:37
 清水寺(京都市東山区)は14日、境内にある随求(ずいぐ)堂の本尊「大随求菩薩坐像」を3月と10月に一般公開すると発表した。
坐像は秘仏で、これまで巡回展などで公開されたことはあったが、随求堂で開帳するのは寛政8(1796)年以来222年ぶりになる。

 坐像は享保13(1728)年に造られた高さ約1・1メートルの木像。8本の手に蛇や剣などを持っている。
体や衣は金箔(きんぱく)などが施され、元禄時代の華やかな文化の影響を受けているという。

 同寺などを巡る日本最古の仏教巡礼路、西国三十三所が始まって今年で1300年となるのを記念して公開する。
森清顕(もり・せいげん)執事補(41)は「観音様とのご縁を結び、心の豊かさを見つめ直してもらえたら」と話している。

 公開は3月2〜18日と10月5〜15日の午前9時〜午後4時。3月9〜18日は午後6〜9時の夜間拝観も行われる。拝観料100円。

http://www.sankei.com/west/news/180214/wst1802140084-n1.html