2018年2月10日16時20分
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得意のサッカーでリフティングを披露する高木美帆=2010年1月28日


 平昌五輪で日本勢初メダルの期待がかかるスピードスケート女子中長距離のエース、高木美帆(日体大助手)が10日夜、3000メートルに登場する。
中学3年でいきなり五輪代表入りした鮮烈デビューから約8年。4年前の代表落ちのどん底から、世界のトップスケーターの1人となって五輪の舞台に戻ってきた。


■男子と一緒に…
 1994年5月に北海道で生まれ、幼稚園でスケート、小学2年でサッカーを始めた。中学のサッカー部では男子と一緒にFWで活躍。実はスケートは冬場だけで
「そんなにまじめにやっていなかった」。ただ、万能少女は天性のスケーティングで、全日本ジュニア選手権では3種目を制覇。
「サッカーは仲間と勝つ喜びがあるし、スケートは一つ一つの動きに注意して滑って、それがうまくいくとうれしい。面白さが違う」

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平昌五輪代表選考会の女子1500メートルで国内最高記録を出した高木美帆=2017年12月29日


■鮮烈デビュー
 そんな練習環境で、2009年末、長野市での代表選考会で鮮烈なデビューを果たした。1500メートルで優勝、3000メートルと1000メートルで3位に入った。
「こんなの初めてなんで、恥ずかしいです」。テレビカメラと照明に囲まれ、短く切りそろえた前髪をさわりながら照れくさそうに話した。
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