平成７年に起きたオウム真理教による東京都庁の郵便物爆破事件で、菊地直子元信者を最高裁判所が無罪と判断したことについて、検察は期限までに異議を申し立てず、５日無罪が確定しました。
オウム真理教の元信者の菊地直子さん（４６）は、６年前に逮捕され、裁判では、平成７年に東京都庁で郵便物が爆発し職員が大けがをした事件で、爆薬の原料の薬品を教団の元幹部らのもとに運んだとして、殺人未遂のほう助の罪に問われました。
１審は懲役５年の有罪判決でしたが、２審は無罪で、最高裁判所も先月、「殺人未遂の行為を手助けする意思があったと認めた１審判決は飛躍している」などとして、検察の上告を退ける決定を出しました。
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