低価格のラーメンチェーン「幸楽苑」の運営会社は、人手不足で人件費が上昇し、利益が出にくくなっているため、ラーメンより単価が高く比較的、利益が見込めるステーキ店を展開することになりました。
全国でおよそ560のラーメン店を展開する「幸楽苑ホールディングス」は、「ペッパーフードサービス」が運営する「いきなり!ステーキ」とフランチャイズの契約を結び、ステーキ店の出店を進めることになり、8日、両社で記者会見しました。
幸楽苑は、来月、まず福島市内にあるグループのとんかつ店を、ステーキ店に転換して営業を始めます。その状況を見て、ラーメン店をステーキ店に転換していくことや、新規の出店を検討します。
幸楽苑はデフレが進む中、ラーメン1杯、税抜き290円の低価格で販売して消費者をつかみ、急速に店を広げてきました。しかし原材料の値上がりや、
人手不足による人件費の上昇などで利益が出にくくなっているため、おととし、290円のラーメンをやめ、低価格路線の見直しを進めています。
今回のステーキ店の出店は、ラーメンより単価が高く、比較的、利益が見込める店を増やすことで、収益の改善を図る狙いがあります。
記者会見で幸楽苑ホールディングスの新井田昇副社長は「ステーキは初めての挑戦だが、全く違う業態なので、ラーメンとの競合も避けられる。まず1店目を成功させ、次の出店を検討したい」と話していました。
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