17日午後2時20分ごろ、山口県岩国市の海上自衛隊岩国航空基地で、荷物をつり下げて運ぶ訓練をしていた海自のCH101多用途ヘリコプターが高度を下げたところ、バランスを崩して横転した。乗っていた8人のうち、3人が打撲などの軽傷を負った。海自が詳しい状況を調べている。海自によると、ヘリは南極観測船(砕氷艦)しらせの艦載機。

 現場は基地の滑走路脇の南側の海に突き出した場所。機体は横倒しになり、上部の主回転翼(メインローター)が破損し、周囲に部品のようなものが散らばっている。

 海自のホームページによると、CH101ヘリコプターは長さ22.8メートル、幅18.6メートル、パイロットなどの乗員は4人で、人員や貨物を運搬する。

 海自岩国航空基地は米軍岩国基地と隣接。滑走路は共同使用で、2012年に開港した民間の岩国錦帯橋空港としても利用されている。

http://www.sankei.com/photo/story/news/170817/sty1708170007-n1.html
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横転した海自のCH101多用途ヘリコプター=17日午後4時57分、山口県岩国市の海上自衛隊岩国航空基地(本社ヘリから)