福岡県警久留米署は6日、県福岡農林事務所職員の村山博幸容疑者(44)(福岡県久留米市御井旗崎(みいはたざき)3)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。

 村山容疑者は容疑を認め、同署は同日午後、釈放して任意捜査に切り替えた。

 発表では、村山容疑者は5日午後11時15分頃、同市山川追分2のコンビニ駐車場で、酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。駐車中のタクシーに衝突する事故を起こし、飲酒検知で基準値の5倍にあたるアルコール分が検出された。5日は休みで、「自宅でビールを2リットルほど飲んだ」と供述しているという。

 県によると、村山容疑者は林業担当の技術主査で、九州北部を襲った豪雨災害で山地の被害調査にあたっていたという。県庁で記者会見した岡本光司・農林水産部長は「豪雨災害の復旧業務に取り組むさなか、県民の信頼を損ねる事態で誠に遺憾。心からおわびしたい」と陳謝した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170807-OYT1T50009.html