神奈川県小田原市教委は19日、市立矢作小学校で同日、児童から集金した246人分の給食費122万6000円がなくなったと発表した。
同小は盗まれたとして小田原署に被害届を提出し、同署が窃盗事件で調べている。
市教委によると、この日は4月分の集金日で、集金当番の保護者が19のクラスごとに、午前8時頃から児童が持参した給食費を集めた。
この後、図書館に持ち込み、PTA役員8人と新旧栄養士2人が点検して集計した。集計後はクラスごとにポーチにまとめ、背後のトートバッグに入れた。
同8時半過ぎ、遅れて提出された1人分を合算しようとしたところ、1〜3年生の計9クラス分のポーチだけがなくなっていた。
トートバッグに入れる作業中、1人の女性が保護者とトートバッグの辺りを行き来していたが、PTA役員と栄養士は、
新年度で新顔がいるため、お互いがどちらかの関係者だと思っていたという。ポーチの紛失に気づいた時には女性の姿はなかった。
小田原署は、この女性が事情を知っているとみて、防犯カメラの映像を分析するなどして調べている。
2017年04月20日 20時24分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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