CNN.co.jp 4/12(水) 19:52配信
北京(CNN) 台湾の立法院(国会)で11日、動物愛護法を強化する改正案が可決され、犬や猫の肉を食べることが禁止された。

台湾の中央通信社はこの法改正について、「犬の肉を日常的に食べる社会」から「多くの人がペットの猫や犬を大切な家族の一員と考える社会」への転換を示す動きだと伝えた。

これまでも犬や猫の食肉処理や販売を対象とする規制はあったが、改正後は肉を食べる行為も違法とされ、約18万〜90万円の罰金が科されることになった。

動物を意図的に傷付け、骨や内臓を損傷させたり死なせたりした残虐行為に対する刑の上限は禁錮1年から2年に、罰金は約720万円まで引き上げられた。ペットを車やバイクにつないで走らせる行為も禁止された。

中央通信社によると、違反者は名前や写真、罪名が公開されるという。

台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は動物好きで知られ、選挙期間中も2匹の猫と一緒に写った写真が多かった。また昨年は引退後の盲導犬3頭を引き取った。

台湾では昨年、兵士の集団が犬を虐待し、死がいを海に投げ捨てた映像に非難が集中。国防部長(国防相)が謝罪した。このほかにも動物虐待の報告が相次ぎ、法改正を求める声が強まっていた。

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最終更新: 4/12(水) 19:52
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