【イスラエル】イスラム教聖地に検問所 パレスチナ人の抗議に治安部隊が発砲 3人死亡 けが多数 7月22日 5時09分 NHK
中東のエルサレムで21日、イスラエルがイスラム教の聖地に検問所を設置したことにパレスチナ人が反発し抗議行動を行ったところ、イスラエルの治安部隊がこれを強制的に排除し、これまでに3人が死亡、およそ400人以上がけがをしました。
エルサレムにあるイスラム教の聖地では今月14日、イスラエルの治安部隊と武装したパレスチナ人の間で銃撃戦があり5人が死亡しました。
その後、イスラエルは安全対策を理由に金属探知機の検問所を設置し、パレスチナ側は「聖地の占領を固定化する企みだ」として反発しています。

21日、パレスチナ人は金曜の集団礼拝に合わせて聖地に向けて抗議行動を行ったところ、イスラエルの治安部隊が各地で道路を封鎖し、発砲したり催涙ガスを使ったりしてデモ隊を強制排除しました。
この衝突はパレスチナ暫定自治区のベツレヘムやヘブロンに飛び火し、これまでにパレスチナ人3人が死亡し、391人以上がけがをしました。

イスラエルは1967年の中東戦争以降、イスラム教の聖地を占領下に置いていますが、今回、新たに検問所を設けたことでトルコやヨルダンなど周辺のイスラム諸国でも抗議行動が広がっています。
強まるイスラエルへの反発 中東  以下略