準体助詞「と」は限定的ながら北九州・大分・宮崎でも使われているのかな?

北九州では「〜したと?」のようにして「の」を使うけれど、
「もの」という意味での「と/つ」は使わないみたい。
例:800円の"と"(=800円の"もの")

一方で大分県の日田地方では「〜と?」もあれば「と/つ(=もの)」もあり、
用法は肥筑方言と全く同じ。
例:もう行く"と"?(=もう行く"の"?)
例:書いた"つ"、どこ?(=書いた"もの"、どこ?)

大分県は日田地方を除いて、こういった「〜と」「と/つ」の用法は無いと思っていたけれど、
県南西部の竹田市や南部の豊後大野市では「と(=もの」だけは使われていることを最近知った(ただし、"つ"は使わない)。
例:平てぇ"と"(=平たい"もの") ※平てぇ"つ"とは言わない。

すると、大分県でも日田地方や竹田市、豊後大野市といった大分県の西半分も意外と肥筑的要素を持っていることになる。
もしかしたらそれ以外の地域でも「と」を使う場所もあるのかも?

宮崎県の場合は日田市のように「〜と」はあるけれど、「と/つ」はあるのかな?