墓オッサン

大都はじめの一歩


近所に墓から引っ越して来た日焼けオッサン(以下墓オ)の物語


オレ「こんにちは」

墓オ「やぁヨロシクね」

オレ「どこから来られたのですか」

墓オ「横濱だべ」

オレ「そうですか日本第六位(←ヨイショのつもり)の大都市じゃないですか」

墓オ「うんうん日本三位だけどね」

オレ「…」

墓オ「おにいさん色々教えてくださいね」

オレ「お仕事は何を」

墓オ「漁師だべ」

オレ「…漁師?」

墓オ「名古屋の漁師さんも紹介して欲しいべ」

オレ「ここ名古屋に漁師は皆無と思いますよ」

墓オ「それでか」

オレ「何か?」

墓オ「いやねここまで漁船で来たんだが漁船場見つからず
クルーザーの横に急きょ留めさせてもらってるんだべ」

オレ「そりゃ目立つでしょ?」

墓オ「そうねピカピカのクルーザーの横に薄汚い我が漁船だからね」

オレ「…」

墓オ「一匹オオカミ漁師がんばるべ」

オレ「そうですか」

墓オ「すぐに名古屋漁協開設だ!トップ理事長はワシ!一人だけどね」

オレ「…」


横墓=政令指定漁師町


(笑)