大前研一 「カジノが不要であるこれだけの理由」

訪日外国人が1000万人に満たなかった12年までなら、
カジノ誘致にもそれなりの意義があっただろう。

しかし、今や年間3000万人を突破し、20年には4000万人、
30年には6000万人という目標を掲げている。カジノなどまったく必要ないのだ。

今どき、カジノを新設しているのは東欧やバルト三国など
観光素材の乏しいところばかりで、世界的に見るとカジノ産業は斜陽化している。