中部国際空港、新滑走路建設に向けて埋め立て開始…完全24時間化へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/200780d314af4123ccc0bf0cbf87739b81ed532e

国土交通省は24日、中部国際空港(愛知県常滑市)の新滑走路の建設予定地である空港島西側の海域を埋め立てる工事に着手した。埋め立ては2037年頃に完了し、その後に新滑走路(3500メートル)が建設される見通しだ。

 この日は、名古屋港の土砂などの埋め立てに向けた護岸工事が始まった。05年の開港以来、関係者が目指してきた空港運用の完全24時間化に向け、大きな前進となる。

 埋め立て完了前の27年度をメドに現滑走路の東側に2本目(3290メートル)を建設する。現滑走路(3500メートル)は最終的には廃止する。

 これにより、発着能力は国の基準で、現在の年間13万回の1・5倍にあたる19・5万回まで引き上げることができる。コロナ禍後の航空需要の回復に対応する。