コロナ禍を契機に自虐的な東京人や関東人は随分増えましたね。

「東京はタワマンとスラム街だけになる」日本人を待ち受ける"厳しすぎる現実"
大企業の正社員ですら淘汰される
https://president.jp/articles/-/53360?page=1
経済のグローバル化は中流階層を解体した。これから日本はどうなるのか。作家の佐藤優さんは「東京に住むのは、富裕層と、その富裕層の生活を支えるエッセンシャルワーカーになっていく」という。社会学者の橋爪大三郎さんとの対談をお届けしよう——。

東京一極集中は時代遅れになる

これが日本にどういうインパクトを与えるか。東京一極集中は時代遅れになります。

東京はなぜ存在したか。情報の中心で、物流の中心で、集積効果があったからです。教育も消費にも便利で、働き場所もある。その働き場所(都心)に通勤できるように、郊外に向かって住宅を建てていった。ベッドタウンはいま空き家です。タワマンが一戸建てより好まれた。通勤時間がかからない。見栄えもいい。今さえよければいい、という考え方です。すぐ陳腐化して、資産価値のない物件になるでしょう。

東京に住むメリットはほぼなくなって、これから東京が縮小し、全域に分散する方向に進む。ホワイトカラーはいらないからです。

というふうに、日本はスカスカになっていって、付加価値をどこで生産するのか、という話になる。こういう見立てですが、どうでしょう。