「100万人が雇用失う」 自工会・豊田会長、再エネ遅れに危機感
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00109/031100075/
 「このままでは、最大で100万人の雇用と、15兆円もの貿易黒字が失われることになりかねない」──。

 トヨタ自動車の豊田章男社長は3月11日、日本自動車工業会(自工会)会長として記者会見に臨み、そんなショッキングな試算を発表した。2019年、日本から世界に輸出した自動車は482万台。国内生産968万台の半数を占める。これが仮にゼロになった場合、約550万人とされる自動車産業の雇用が70万〜100万人分減少し、貿易黒字が実に15兆円減少する(日本貿易会による20年度の貿易収支の見通しは3兆1630億円の黒字)と試算した。