★☆・゜☆【K 災害関連A】<地形・地質の特徴>〜南北で風景が一変、潜在的災害リスクも〜【札幌市】 ☆・゜☆★
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【札幌市】災害危険箇所図(ハザードマップ)
◆地震防災マップ https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/jisin/jbmap.html
◆洪水ハザードマップ https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/fuusui/ssh_map.html
◆土砂災害避難地図(ハザードマップ)https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/fuusui/dosha_keikai.html
◆津波ハザードマップ https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/tsunamimap.html
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<デジタル標高地形図> https://www.gsi.go.jp/common/000184289.jpg
札幌の地形は、南西の山地から丘陵地、扇状地、平地へと連続しています。
市域の約6割は南西部に広がる山地です。 山地のほとんどは国有林ですが、定山渓や芸術の森など山林に囲まれた
特徴的な景観も点在しています。東部の丘陵地では、河川ごとに波状の起伏があり、坂や崖などが多く存在します。

◆札幌の地形は大きく4つに分類される◆
<中央部扇状地>
●豊平川と発寒川の形成する扇状地である。豊平川扇状地は真駒内付近を扇頂として北方に広がっている。
 扇頂で標高 100m、扇端部の北海道大学付近で 12〜13m である。発寒川扇状地は平和・福井付近を扇頂として、
 JR函館本線付近を扇端としている。
 標高は、扇頂部で約 120m、先端部で10m である。上流部では数段の段丘に分かれている。
●河川によって上流から運搬された粗大な砂礫からなる。表層は厚さ1〜2m のローム層で覆われている。
 砂礫層の厚さは 50〜60m にも及んでいる。
●上流の段丘崖では崩壊の危険性がある。
●河川沿いで河道閉塞する可能性がある。
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<北部低地>
●石狩平野の一部をなし、豊平川、発寒川、石狩川によって形成された低地である。
●低地北西部の札幌市と石狩市の境界部には、紅葉山砂丘と呼ばれる古砂丘が分布する。
●ゆるい粘土、シルト、砂の互層からなる沖積層が厚く分布する。
●対雁〜福移、厚別〜大谷地、手稲〜琴似地域には、軟弱な泥炭が分布する。
●沖積層の厚さは、平均 40m程度で最大 60m に達する。
●軟弱地盤のため、地震の揺れが増幅しやすい。
●表層付近にゆるい砂質地盤が分布し、地下水が浅い箇所で液状化現象が発生しやすい。
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<南東部台地・丘陵地>
●台地と緩やかな波状に起伏する丘陵地からなる。
●標高は、北郷や厚別付近で20〜25m、月寒付近で 40 〜50m 、滝野付近で 280m と南に次第に高くなる。
●丘陵地は、月寒川や厚別川などによる開析が進んでいる。
●更新統の砂岩〜泥岩層と支笏火山から噴出した火山噴出物(軽石流堆積物)からなる。
●丘陵地の谷部を埋土した人工地盤では、液状化の危険性がある。
●台地の縁では崩壊等の危険性がある。
●河川沿いで河道閉塞する可能性がある。
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<南西部山地>
●市街地に近いところでは標高、約 300〜500m、その背後では 1,000m 級の稜線が連なっている。
●手稲山(1,024m)に代表される火山性の山地である。
●全体的に硬岩で緻密である。
●傾斜の急な斜面では、崩壊や落石・地滑り・雪崩・河道閉塞が発生しやすい。
●渓流の出口では土石流の危険性がある。