今、OBPでは「植栽」の切り口でまちの魅力を生み出そうという動きが起こっています。その始まりは2021年1月から(vol.46)。今回は、約10ヶ月の準備・調整期間を経て、遂に始まった植花プロジェクトについてレポートします!
https://obp.osaka/obpstyle/vol_50.html
OBPに生まれた大きな変化

今回取り上げる植花プロジェクトは、8月25日の会議をもってキックオフ。
OBP協議会には、環境共生の面からまちづくり推進をアプローチする「環境共生部会」があります。この日、会議では植栽活動のファーストステップについて話し合われていました。

本プロジェクトには、御堂筋一帯のコンテナガーデンや御堂筋の平野町街園を手掛ける株式会社グリーンチームの月ヶ洞利彦(つきがほらとしひこ)氏をパートナーに迎えます。

関係各所では、これまで、メインストリートである城見の交差点と、寝屋川沿いのプロムナード下の2箇所からスタートできるように、土地管理等の調整をつけてきました。

ビジネス街全体で植花活動に取組むことは、国内でも一歩進んだ事例

1月に行われた環境共生部会主催のイベントにおいては、「世界を代表するテック企業GAFAMを始めとして、企業が働く人の健康や創造性向上のために積極的に植物を取り入れている」との話題が挙がりました。
ビジネスの現場と植物の関係性は、今や世界的に注目されています。

月ヶ洞さんによると、エリアをあげて動き出すビジネス街はまだまだ少ないそうで、OBPにポテンシャルを感じると話します。
「OBPは緑も溢れ、大阪の都心部であり、名だたる一流企業がオフィスを構える場所。ビル群が洗練されていて、お城もある素晴らしいエリアです。
今回実践する場所は、面積で見れば小さいのかもしれませんが、地権者の皆さんのご協力を経てこのように動きが始まりました。まずはこの事実がとても大きな出来事だと思います。
ビジネス街においては、国内でもこのようなアクションは少ないので、OBPは一歩進んだビジネス街だと言えるかもしれないですね。」