>>562
衆議院議員では、序列のいちばん上は小選挙区当選議員、次は比例復活議員、最下位は単独比例議員です。国民の声をつねに直接聞くことができる選挙区を持っているか否か、そしてその選挙区で勝ったか否かで、発言の重みが変わってくるのです。全員同じ衆議院議員なのだから、みんな平等というのはフィクションです。
また、やはり当選回数による序列もあります。特に、3期以上とそれ未満では大きな違いです。1回はまぐれでも当選でき、まぐれが2回続くこともあります。しかし3回当選すると、もはやまぐれではなく、以後連続して当選する可能性が高いと言えます。すると、政治家同士でも丁寧に接する必要が生じ、また官僚からしてみると、いつか自分の上司(大臣)になる可能性があり、丁重に扱う必要が出てくるのです。
官僚にレク(説明)をお願いすると、国会議員としてのランクにより、説明に来る官僚のランクも異なってきます。官僚である元同級生から聞くところによると、「○○先生? あ〜まだ1期目だからお前が行っといて」といった会話が、各省庁でよくされているといいます。

⇒比例代表でいくら議席をとっても霞が関には圧力がかからない、小選挙区で連続して3期以上の当選実績がないとまじめに官僚が対応しない。
 利益誘導できるのは小選挙区で連続して3期以上当選した自民党議員か、親の地盤を引き継いだ2世、3世議員、今年前半まで一番力があった国会議員は2F。