みずほ、基幹システムを東阪に分散へ 障害復旧は完了

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みずほフィナンシャルグループは2022年度以降、みずほ銀行の基幹システムのデータセンターを東阪に分散する方針だ。
現在は東京・多摩にあるメインのデータセンターと、千葉県内の災害対策拠点の2カ所だった。多摩拠点は8月のシステム障害で一部が使えなくなっていたが、15日までに復旧を終えた。
今後、災害対策拠点を地理的に離れた関西圏に移して備えを強める。

22年度までに大阪府内に設備を整え、翌年度から機器を交換するタイミングで順次、移行を進める計画という。大手行の多くは事業継続計画(BCP)の観点からデータセンターを東西に離している。
みずほは統合前の旧3行とも関東地盤の銀行だったこともあり、メインと災害用のバックアップ拠点が首都圏に併存していた。