中国メディア 東京が世界の大都市になれたのは、東京湾が完璧な海だったからだ

東京湾がニューヨーク、サンフランシスコとともに「世界3大ベイエリア」と称される
もし東京湾がなかったら、東京は今のような東京にはなっていなかっただろう
西は神奈川県の三浦半島、東は千葉県の房総半島によって囲われた1320平方キロの東京湾は
浦賀水道によって太平洋に接続しており、湾内の幅は20キロあまり、水深は十数メートルという
天然の良港だ。東京のほかに横浜、川崎、横須賀、千葉といった大都市が連なるように位置しており、
世界で最も人口の多い都市圏を形成している。

その上で、日本の発展はまさに東京湾沿岸から始まったと言っても過言ではなく、
まず東京と横浜の間に京浜工業地帯が形成され、戦後には千葉一帯にまで延伸して
日本の工業の大本営が完成した。東京湾の都市は日本の総面積の3.5%を占めるのに対し、
日本のGDPの3分の1以上を生み出している。
 
一方で、東京湾は海への出口が狭く、湾内外の海水の交換が難しい上、沿岸地域が工業地帯や
大都会であるために各種の汚水が垂れ流されて環境が著しく悪化した時期があった。しかし、
環境保護意識の高まりとともに、多くの魚が戻ってくるなど見違えるほど水質が良くなった。

東京大都市圏の人口規模は3800万人と、世界の都市圏で最も多い人口を誇っており、
国連が発表した推算では2030年まで世界をリードする見込みだと伝えた。