都市生活費の高さ、大阪5位 世界調査、コロナで変動
2020年11月23日 15時55分 (共同通信)

 【ロンドン共同】英誌「エコノミスト」の調査機関はこのほど、世界主要都市の生活費ランキング2020年版を発表した。最も生活費の高い1位にはフランスのパリやスイスのチューリヒなど3都市が並んだ。日本でトップ10に入ったのは同率5位の大阪のみで、前年の同率1位から下落。今年の調査では新型コロナウイルス流行の影響による変動が目立った。

 発表では大阪の順位下落の理由として、新型コロナ感染拡大に伴う経済活動の停滞が物価に影響したことなどを挙げた。

 地域別では、特に西欧の都市で生活費が上昇する傾向がみられた。

https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/70093

↓前回調査↓

大阪、「生活費の高い都市ランキング」でトップに 香港、シンガポールと並ぶ Mar 19 2020

大阪で暮らすためには、世界でも屈指の費用がかかるようだ。
英エコノミスト紙の姉妹企業であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(以下EIU)は、世界の都市における消費者物価指数の2020年度版の調査結果を発表した。
シンガポールと香港に並び、世界で最も物価が高い都市として大阪の名が挙がっている。

トップ3はいずれもアジア
 調査はEIUが実施したもので、世界133の都市が対象となっている。トップ3は前述のようにシンガポール、香港、大阪となり、アジアが独占する形となった。
いずれの都市もニューヨークを100とした場合の物価指数は102となり、生活費の高さで知られる同都市を上回っている。
以降は4位がニューヨーク、同率5位がパリおよびスイスのチューリッヒ(同99)、7位がイスラエルのテルアビブ(同97)、8位がロサンゼルスと東京(同96)、10位がスイスのジュネーブ(同95)となった。

1位 シンガポール
1位 香港(中国)
1位 大阪
4位 ニューヨーク(米国)
5位 パリ(フランス)
5位 チューリヒ(スイス)
7位 テルアビブ(イスラエル)
8位 ロサンゼルス(米国)
8位 東京
10位 ジュネーブ(スイス)

 調査手法としては計160品目のモノとサービスについて、各都市の消費者が実際に支払っている価格を集計した。
対象のカテゴリには、飲食物、衣料品、石けんや化粧品などパーソナルケア用品、洗濯洗剤など家庭における必需品の価格に加え、家賃、交通費、光熱費、私学校の学費、ホームヘルパーの料金、娯楽費といった支出などが含まれる。
これらを年2回にわたって集計しドルに換算したのち、公平な視点のもとで品目ごとに重みづけを施すことで、最終的に都市間の生活費の違いを導き出している。

https://newsphere.jp/economy/20200319-1/