>>482
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うめきた、革新の街へ 大阪で相次ぐオフィス開発
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF217OG0R20C21A6000000/?unlock=1

うめきたは貨物駅があった場所にオフィスやホテル、商業施設などを建設する大型プロジェクトだ。
13年に東側の「グランフロント大阪」が開業、20年12月に西側17fの2期地区の工事が着工し、27年度の全面開業を予定する。

2期の特徴は中心部に整備する4.5fの公園だ。
ターミナル駅に大規模な緑の空間が隣接する場所は全国でも珍しい。
公園の北側には大学と連携する「共用部」を設け、オフィスに入居する企業がイノベーションを生み出しやすい環境を整える。
公園でイベントを開き、来場者のデータを取得・解析して研究開発に生かすことも視野に入る。

周辺では阪急阪神グループも22年開業予定の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」を建設中だ。
計画に遅れなどはなく、ダイキン工業や東洋紡がすでに入居を決めている。
共用ラウンジや共用のバーなどを設け、各企業の従業員が交流することを期待する。

大阪のオフィスは20年度まで空室率1〜2%台の満室状態が続いており、不動産各社が開発を強化してきた経緯がある。
梅田ではほかにJR西日本の「大阪駅西北ビル」(完成予定24年)、
淀屋橋エリアでも「日本生命淀屋橋ビル」(同22年)や東西角地に建つ「ツイン」(同25年)などの計画が進む。


金融都市復権へ官民動く 世界の取引ハブ「OSAKA」

大阪を世界の金融ハブにすることを目指す「国際金融都市構想」に向け、官民が動き出した。
構想実現への基本戦略について、9月をめどに骨子をつくり、2021年度中に策定する構えだ。
国際的なデリバティブ(金融派生商品)取引の拠点を整備し、東京などとの違いを打ち出す。
大阪は世界に先駆けてコメ先物を手掛けた歴史を持つ。金融都市の復権なるか。


「身近な産業、関西の強み」関西経済同友会代表幹事の生駒京子氏

「大プロジェクトが続き、世界の注目を集められる。JR大阪駅北側ではうめきた2期の大規模開発が進み、
万博会場になる夢洲(ゆめしま)では統合型リゾート(IR)構想もある。
コロナ禍で22年へ1年延期になったが、30歳以上なら誰でも参加できる生涯スポーツの祭典『ワールドマスターズゲームズ』も開かれる。
海外からの2万人も含めて5万人の参加を見込み、コロナ禍が収束すれば世界中の人がつながる機会になる」

「関西はものづくりで成長してきた。強みは中小企業も含めて幅広い業種があること。
特に医薬・医療、家電、スポーツなど生活に身近な産業が集積しているのがこれからプラスに働く。
医薬や医療機器など関西が強い成長分野をさらに発展させるにはもっと規制緩和を進める必要がある」