2020年の大阪への人口の転入超過を調べると、大阪への人口の転入超過のほとんどは西日本の都市によるものですね。
今後は、大阪への人口流入において人口が非常に多く流入が加速してる愛知県が大阪への人口増加に貢献していくと思われます。

2020年大阪府/転入超過数は前年の1.7倍 転入超過貢献エリアはどこなのか?―新型コロナ人口動態解説(4)
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大阪府の転入超過数1万3356人に大きく貢献することになったのは大きい順に兵庫県、京都府、和歌山県となっており、全て近畿エリアである(図表1)。この3エリアが上位に来る結果は2019年と変わらないが、注目すべき点は、兵庫県からの転入超過数の拡大幅である。前年である2019年と比べると1.82倍の転入超過数となっており、2019年に1位の京都府を逆転しての1位となった。

上位3エリアで大阪府の転入超過人数の71.0%を占めており、大阪府の転入超過の発生源は近畿エリアである、といえるだろう。また、大阪府への転入超過が1000人以上となっているエリアは6エリアあり、上位3エリアに加えて愛知県、広島県、岡山県がランクインしている。中でも愛知県は前年と比べて2.36倍の大阪府への転入超過となっており、ランキングでも2019年の12位から4位まで浮上するなど、大阪府の転入超過拡大のメジャーな供給元の一つとなった。

次に大阪府の転入超過が500人以上1000人未満だった次点エリアが7エリア存在する。多い順に福岡県、三重県、愛媛県、徳島県、香川県、滋賀県、奈良県である。福岡県のみ九州で、他は近畿もしくは四国地方となっている。また、この7エリア中4エリアにおいて転入超過が拡大しており、大阪府の転入超過は、愛知県と福岡県を除くと近畿、中国、四国地方を中心とした西日本エリアから発生している様子が明確となっている。ちなみに福岡県からの転入超過増加率は1.1倍であり、愛知県ほど対前年増加率は大きくない。