内閣府が公表している「県民経済計算(平成27年度)」の県内総生産(名目)を見ると、東京都は約104兆3,391億円と47都道府県の中で群を抜いています。次いで2位となっているのが愛知県で約39兆5,593億円です。大阪府の約39兆1,069億円、神奈川県の約33兆9,187億円も上回っています。県民所得の総額を見ても東京都が約72兆6,887億円と群を抜いており、愛知県は約27兆5,182億円と神奈川県や大阪府とほぼ並んでいます。

一方、1人当たり県民所得で見ると東京都は約537万8,000円と依然群を抜いていますが、愛知県が約367万7,000円と単独2位。神奈川県は約298万6,000円、大阪府は約312万7,000円と1人当たり所得では愛知県が際立っています。東京に通勤する人の割合が比較的高い埼玉県の1人当たり県民所得も神奈川県とほぼ同じ約297万7,000円であることを考えると、愛知県が豊かであることが伝わるのではないでしょうか。